DIY始めたいけど、電動工具って何を買えば良いの?
電動工具って高いからたくさんは買えないから、最低限何をそろえればいいの?
DIYをする時は、電動工具を使う使わないで、作業効率や作れる物まで大きく変わります。
しかし電動工具といっても種類も多いので、初心者が電動工具を買う時に何を見て購入すれば良いのか、何から揃えればいいのかわかりませんよね。
そこで、電動工具の選び方・種類・最初に揃えたい電動工具の紹介・電動工具における覚えておきたい知識を紹介します。
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電動工具の選び方
電動工具を購入する時に、自分に合う電動工具の選び方を紹介します。
軽さとパワー
すべての電動工具に当てはまる訳ではないですが、基本的に軽い電動工具はパワーが弱く、パワーのある電動工具は重たいです。
通常、パワーがある電動工具はモーターやバッテリーが大きくなる為、重くなりやすいです。
なので、パワーがあっても重たくて使いづらい、軽いけどパワーが足りないということが起きかねません。
そのような事のないように、自分の体力や作りたい物をしっかり考え、作業にあった工具を選ぶようにしましょう。
見るポイントは、重さと・トルク(パワー)・回転数などを見比べるといいです。
予算
電動工具の価格も高い物から安い物まで幅広くあります。安いものなら2000円~3000円から、高い物なら20000円~30000円以上の物まであります。
ただ金額の高い工具をそろえれば良い訳では無く、作業内容や作業量では、安い電動工具でも十分な作業が出来ます。
私は棚など家具のDIYをよくしていますが、電動工具は10000円しない物でも十分に使えていますので、高価な物をそろえないといけない事はないです。
使用目的
作業する内容をよく考えてから購入したほうがいいです。
あれば便利だなと思う工具をそろえていっては、無駄に工具と出費ばかりが増えてしまいます。
いざ買ってはみたものの、あまり使わずに工具の保管に場所をとったり、お金の無駄遣いという事にもなりかねません。
自分がする作業には何が必要なのかをしっかりと考えてから購入しましょう。
メーカーをそろえる
メーカーをそろえる事でバッテリーを使いまわす事が可能になります。
ボルト(V)数が同じ場合、メーカーが一緒ならバッテリーの互換性がある為、バッテリー1つで複数の電動工具を使う事が出来ます。
本体よりバッテリーのほうが金額が高いこともありますので、バッテリーが使いまわせるのは本当に助かります。
バッテリーの事だけでもメーカーをそろえるメリットは大きいですので、充電式の工具だけでも、メーカーをそろえる事をおすすめします。
主要5メーカー紹介
大手メーカーだと、商品の信頼性や保障の安心面など、メリットがありますので、電動工具を販売している大手5社を紹介します。
マキタ (Makita)
電動工具メーカーとして国内1位を誇るマキタ。国内メーカーでありながらも、世界の電動工具市場シェアの約25%を占め世界上位のシェアを誇っています。
電動工具の種類も豊富で、バッテリーのサイズ別で紹介すると、
- DIYで使い易い10.8Vスライド式バッテリー全89モデル
- プロでも使用している14.4V LI-ionバッテリー全130モデル
- ハイパワーの18V LI-ionバッテリー全233モデル
と様々な種類の工具があります。このモデルの中にはスピーカーや掃除機も入っていいるので、工具以外も販売している物があるので、カタログを見るのも面白いですよ。
電動工具の色は緑がかった青色がプロ用、緑色がDIY用と分けられています。
ハイコーキ(HiKOKI)※旧日立工機)
旧日立工機でしたが、現在は日立グループとは関係なく現在の会社名は工機ホールディングス。
ブランド名はHiKOKIでハイコーキと読みます。
電動工具はDIY用の青色とプロ用の緑色と分かれています。
特徴として、蓄電池1種類で18Vと36Vの電動工具両方に使用できるマルチボルトを採用している事。マルチボルト蓄電池対応商品も111種もあります。(2019/10)
リョービ(RYOBI)
国内シェア3位の電動工具メーカー。DIY用の電動工具からガーデニング機器まで幅広くそろっています。
高枝切り用のポールチェンソーなど、面白い物まで充電式で販売しています。
ボッシュ(BOSCH)
電動工具売り上げで世界上位に位置するメーカーがボッシュです。ドイツの自動車部品・電動工具メーカーですが、もちろん日本でも有名です。
通常の電動工具のほかにも、充電式タッカーやペン型グールガンなど、DIYや手芸にも使える豊富な工具の種類が特徴です。
ブラックアンドデッカー
世界で最も有名なブランドがブラックアンドデッカー。電動工具の世界シェアは1位。
DIYの電動工具など、様々な種類の製品がありますが、コスパ最高の電動工具でも紹介する『マルチツールエボ』は、かなり画期的な商品です。
代表的電動工具10選
ドリルドライバー
ドリルドライバーは、先端につけるビットを交換することで、ネジ締めや穴あけの作業が出来る電動ドライバーです。ドライバードリルとも言います。
ネジの締めすぎを防ぐ機能がついています。
インパクトドライバー
インパクトドライバーとは、ドリルドライバーに打撃性能をつけた電動ドライバーです。ネジを締める時にダダダダッと打撃を加えながら回転するので、硬い材料にネジを締めることができます。
ドリルドライバーと違いトルク調整はついていません。
振動ドリル
振動ドリルとは、石材、コンクリート、ブロックなどに穴を開ける時に使う電動工具です。振動ドリルは回転+前方への打撃(振動)によって、コンクリートなどの欠けやすい石材に穴をあける事が出来ます。
インパクトドライバーは回転方向の打撃で、振動ドリルは垂直方向への打撃になります。
電動丸ノコ
電動丸ノコは円盤型の刃を回転させて材料を切断する工具です。 円盤型の刃(チップソー)を変えることで木材・金属・アクリル板などを綺麗に切断できます。
作業音が大きく、切断時の屑がたくさん出ますので、作業場所を選びます。
ジグソー
ジグソーはブレード状の刃が上下に動くことで材料を切断する電動工具です。ノコギリより早く切れ、のこぎりに出来ない綺麗な曲線で切断することが出来ます。
ディスクグラインダー
ディスクグラインダーとは、回転するディスクで材料の研磨や切断が出来る電動工具です。金属、レンガ、ブロック、コンクリートの切断や錆落としなどに利用します。
木材にはあまり使用しない工具になります。中~上級者向け。
電動サンダー
電動サンダーは、サンドペーパーを取り付けたパッドが振動して材料を磨く電動工具です。サンドペーパーを付け替えることで、荒削りから仕上げ研磨まで使用出来ます。
電動カンナ
電動カンナとは、刃のついたドラムが高速回転することで木材の表面を削る電動工具です。力を入れなくても使えるので、初心者でも簡単に作業できます。
表面を削るだけではなく、面取りや段差を作ることも出来ます。
トリマー
トリマーは、木材の掘削加工が出来る電動工具です。
面取り・溝堀り・飾り彫りなどの作業ができるので、ワンランク上のDIY作品を作ることが出来ます。
ルーター
ルーターは木材の面取り・ホゾつくり・溝きり・切断が出来る電動工具です。トリマーより大型でパワーがありますがその分価格も上がります。
大型の木材を利用する時などに使用することが多いです。
番外編 掃除機
工具メーカーの充電式掃除機はパワーもあってかなりおすすめです。マキタの充電式掃除機は一時期雑誌などにも取り上げられて、人気商品になっていました。
14.4Vタイプの充電式掃除機を持っていますが、コードレスであの吸引力はかなりの物です。
電動ドリルなどを購入してバッテリーを持っているなら、掃除機本体のみでも買ってみてはどうでしょう。おすすめですよ。
DIY初心者が最初にそろえる電動工具は?
電動ドライバー
DIYで必需品と言っていいのが電動ドライバーです。その中でも初心者におすすめはドリルドライバーです。
ドリルドライバーは、トルク調整機能が付いていますので、ネジの締めすぎを予防してくれます。
使い慣れないうちはネジの頭を潰し易いので、工具で力加減を調整してくれるのは助かります。
充電式電動ドライバーを購入する場合、バッテリーのボルト数は10.8V〜14.4Vが使い易く、価格も抑えられるのでおすすめです。
電動丸ノコ
DIYでは木材加工はメインの作業の一つです。
電動丸ノコが有ると作業効率が上がる事間違いないです。
電動丸ノコは電気コードタイプだと、安いので4000円くらいから有りますので、初めのうちは安くて軽いものから初めてもいいと思います。
ですが、使い慣れない方に多いのが、木材と一緒に電気コードまで丸ノコで切断する事がよくあります。
なので、私のオススメは、電動ドライバーと同じサイズのバッテリーが使える、充電式電動丸ノコ本体の購入です。
バッテリー無しの本体のみだと安く購入する事が出来るのでおすすめです。
電動サンダー
DIYで綺麗に仕上をするならヤスリ掛けの工程が出てきます。
「ヤスリ掛けくらいは手でします」と考えている方はちょっとまってください。
電動サンダーはコード式タイプなら2000円台から売ってます。
ヤスリ掛けの体力と時間を考えたら、金額以上の価値が電動サンダーには絶対にありますので、仕上げまできっちりしたい方は絶対に購入をおすすめします。
必見!コスパ最高の電動工具はコレ!
上記3台の機能を持つ最高の電動工具を紹介します。
ブラックアンドデッカー マルチツールエボ
この電動工具は、電動ドライバーの前方部品を取り替えることで、電動ドライバー・電動サンダー・丸ノコ・ジグソー・トリマーなど、様々な電動工具になります。
前方部品は買い足していかなければなりませんが、セット品ならいくつかの部品が付いているので、最初から複数の機能を使う事が出来ます。
セット品の中でも私がおすすめしたいのはこちら、ブラックアンドデッカーEVO183P1
このセットは、インパクトドライバー・ドリルドライバー・丸ノコ・サンダーと初心者におすすめの電動工具が一式手に入ります。しかも18V充電式。もちろんバッテリーも付いてきます。
コスパも機能も最高の電動工具ですので、初心者のみならずDIYをしている方全てにおすすめ出来ます。
電動工具レンタルサイト紹介
電動工具は高いし1~2回使えればいい、と言う方は工具レンタルを利用する方法があります。
ネットで工具をレンタル出来るサイトを紹介します。
レンタルトライ
レンタルトライでは電動工具から芝刈り機・高圧洗浄機・電気製品までレンタルが出来ます。
製品は配達で届きますので、店舗まで引き取りにいく必要がありません。
ただし短期間借りるほど割高になる感じですね。
レンタルプロント
レンタルプロントは電動工具以外にも家具インテリア・生活家電・オフィス用品まで幅広くレンタルしています。
電動工具の種類も豊富で、店舗が近くにある場合は当日レンタルも可能です。電動工具は基本的に往復送料無料になっているのも良いですね。
レンタルサイト以外で借りる
ホームセンターでも電動工具の貸し出しをしている所が多くあります。
私の近所にある地元のホームセンターでも工具レンタルサービスをしています。レンタル価格もかなり格安になっています(レンタルサイトの半額以下とか、、)
ホームセンター内の工作室で作業する場合は、工具を無料で使えるサービスもあったりしますので、一度近くのホームセンターに尋ねることもおすすめします。
中古工具販売店
別に工具は新品じゃなくてもいい!と言う方に中古工具を販売しているお店を紹介します。
アクトツールは中古工具の買取から販売までやっている、プロが利用する通販サイトです。電動工具はもちろん、様々な中古工具がそろっています。
ハードオフネットモールは中古商品を扱っている通販サイトです。電動工具の中古商品も扱っています。
ネット通販で買った電動工具の修理は?
ネットで購入した工具を修理に出したい時はどこに頼めばいいかとお困りの方もいるでしょう。
メーカーのサイトを見ると、購入した店舗に頼むようにと書いてあることが多いです。
ですがネットショップで購入した場合、店舗との連絡の仕方が分らないことが多いです。そのお店も、買って時間が経った後に探すのも面倒です(だいたい忘れてます)。
そもそもメーカー自体、修理は修理業者に委託することが多いようです。それなら最初から工具修理の専門店に頼むのがおすすめです。
電動工具の修理店もたくさんありますので、いくつか紹介します。
ツールオフ。年間のメンテナンス実績が10000台ある電動工具修理専門店です。相談や見積りが無料で出来るので、まずは相談だけでも試してみるのもいいです。
モノタロウ。事務用品などの通販でも有名なモノタロウでも、修理サービスをしています。メーカー毎の大まかな修理価格も見れるので、価格だけでも見てはどうでしょうか。
他にも、ホームセンターで相談して修理をお願い出来たという意見もありましたので、近くのホームセンターに相談してみるのもいいですね。
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