取引先の○○さんから、私個人宛にお中元を送りたいって言われたんだけど、こんな時ってどうしたらいいんだろう?
7月過ぎたこの季節に会社同士でのお中元のやり取りなど出てきます。
最近担当している取引先の方からもお中元を送りたいと連絡が。
だけど、「お中元をあなた個人宛に送りたいから住所を教えて」、と言われた時はどうしたら良いのでしょうか。
ビジネスでのお中元が個人宛だったときの対応やビジネスマナー、断る時の例文など紹介します。
お中元を取引先が個人宛でと言って来た場合どうする?
取引先の会社の方からお中元を送る為に、住所を教えてと言われた場合は、断る方がいいでしょう。
基本的には仕事関係でお付き合いをしている方とは、ビジネス上の関係に徹することをオススメします。
個人宛にと言われた場合、あなたがプライベートでも仲良くしていこうと思える方となら、個人的に付き合う事もアリかと思います。
どこの会社でも取引先の方と仲良くなって、普段から飲みに行ったり、遊びに行ったりとしている人はいますよね。
ただ、忘れてはいけないのは、仕事上でも付き合いがある場合はリスクもあるという事です。
関係がうまくいっているなら問題ありませんが、プライベートでトラブルがあった時に仕事にも影響するという事です。
私の知り合いでは、プライベートで仲良くしていた取引先の人とけんかをした結果、その会社との仕事が全部無くなった人がいます。
そうなると個人の問題ではなく、会社にまで迷惑をかけることにもなりますので、その覚悟は持っておきましょう。
ただし、「職場の皆さんで分けてください」と言われたものは受け取っても問題ないでしょう。
お中元を上手に断るビジネスマナー
住所を聞かれた時の断り方
まず、個人的にお中元を送るから住所を教えてと、言われた時の断り方は、
「申し訳ありません。会社の方針として個人の自宅や連絡先はお教えできないことになっております。」
など、会社の規則で禁止されている、といった内容で丁寧に断りましょう。
お中元を自宅に頂いた場合
住所を教えてお中元が自宅に届いた場合は、お礼状に断りの文章を付けて送ります。この時も会社での規則によって辞退すると書くようにします。
お中元が会社に届いた場合
個人宛で会社にお中元を送られてきたときは、上司に報告をしておく事をおすすめします。上司の方から御礼やお断りする場合、指示等あるかもしれません。
お中元をお断りする文例ビジネス用
断る時の例文を紹介します。
[su_box title=”お中元辞退例文” style=”glass” box_color=”#fff891″ title_color=”#000000″]拝啓
貴社益々のご隆昌のことと、お慶び申し上げます。
このたびは、お中元の品をいただきまして、誠に有難うございます。
せっかくのお心遣いですが、弊社では従来よりお取引先からのご贈答品はいただかないという規則がございます。
今回はその旨をお伝えもしておりませんでしたので、ありがたく頂戴させていただきますが、今後はこのようなお心遣いはされませぬよう、何卒ご理解のほどお願い申し上げます。
どうぞ今後とも変わらぬお付き合いのほど、お願いいたします。
略儀ながら書面をもって、お礼、お詫び申し上げます。
敬具
日付 会社名 名前[/su_box]
こちらの例文を参考に、お礼状にお詫びと辞退の意向を書いて送る様にしましょう。
最後に
ビジネス上での付き合いは中々難しいところもあります。
相手もただの善意でしている事かもしれませんが、自分が持てる責任の範囲内で上手に付き合っていく事が大切です。
ちょっとした贈り物でも、受け取ってしまえば相手に借りを作ることになってしまいますので、お中元のやり取りは良く考えてするようにしましょうね。
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