DIYを始める時、どんな工具をそろえておけばいいのかわからない
ホームセンターなど見に行っても、工具が沢山ありすぎて、何を買えば良いの?
日曜大工やDIYを始めたいけど工具は何が必要か分らないって悩みますよね。私もDIYを始めたころは、いったいどこまでそろえれば良いのかと考えたものです。
そこで、わたしがDIYをするときに、これがあると便利だと思うおすすめ工具と、初心者の為の、これがあればなんとかなる2つの物を紹介します。
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DIYでそろえると便利なおすすめ工具12選
1 電動ドライバー
これがあるのとないのでは作業の効率がまったく違います。DIYで絶対的な工具ですね。
DIYで電動ドライバーを使わないのは効率が悪すぎます。安い物でも良いので購入しましょう。
電動ドライバーは2種類あります。
ドリルドライバー(ドライバードリル)
先端に取り付けるビットという工具を取り替えることで、ネジを締めたり穴を開けたりすることができます。
スイッチを押すだけで、簡単にネジを締め付けられるので、沢山のネジ締めをするDIYには必須の工具です。
ドリルドライバーは比較的簡単に使えることと、音もインパクトドライバーに比べ静かなので、DIY初心者には使い易い電動ドライバーになります。
インパクトドライバー
ドリルドライバーに打撃性能がついたものがインパクトドライバーです。
ネジに打撃を加えながら回転するので、硬い材料にネジ締めをすることができます。ウッドデッキなどの硬い材料にはパワーが必要なので、インパクトドライバーがおすすめです。
現在私はインパクトドライバーを使っています。家の中で使うと音がうるさい所が短所ですが、パワーがあるので、太めの木材に長いビスをガンガン締める事が出来ます。
DIYを本格的にする人にはおすすめです。
2 ドライバービット ドリルビット
ビットは電動ドライバーの先端に取り付ける工具になります。
電動ドライバーを買ったら必ず必要になる工具です。
ドライバービット
ドライバービットはネジ締め用のビットです。プラスドライバーの先だけのような物です。
大きさに種類があり、ネジの大きさで使うビットが変わります。大きさは#1と#2があれば基本的に問題ないです。
ネジの太さに対するビットのサイズを紹介します。
M(ネジの太さ)=#(ビットの大きさ)
- M1.6・M2 = #0
- M2.2・M2.5 = #1
- M3・M3.5・M4・M4.5・M5 = #2
- M6 = #3
- M8・M10 = #4
ドリルビット
ドリルビットは穴を開けるためのビットです。キリとも呼びます。
木材の下穴用のビットや、鉄板などに穴をあける為の鉄鋼用ドリルビットなどの種類があります。
ビットの形
ビットの形には、丸い棒状の物と、根元が六角形になっている物があります。インパクトドライバーには六角軸のビットじゃないと取り付け出来ないので注意が必要です。
3 のこぎり・電動丸ノコ
DIYといえば木材を使って物を作ることが多いので、のこぎりや丸ノコは必要です。
のこぎり
一般的なノコギリは両刃ノコギリで、刃が両側についていて縦びき(刃の目が粗い方)横びき(刃の目が細かい方)で木材を切る方向が変わります。
縦びき(刃の目が粗い方)は木目に対して平行に使います。木目にそって切ると木が柔らかいので、目が粗くても切断しやすく早く切れます。
横びき(刃の目が細かい方)は木目に対して垂直に切断する時に使用します。木目を切っていくのは、木の硬い部分を切っていくことになるので、目の細かい刃を使っていくと切断しやすくなります。
私が使っているのこぎりは、折れ刃式ノコギリです。折りたたみ式なので、刃を内側に折り曲げて持ち手内に収納されるようになっています。コンパクトで片付ける時にかさばりません。
多くの折れ刃式ノコギリは縦びき・横びき兼用で使い易く、切れ味も良いのでおすすめしま。
丸ノコ
丸ノコはチップソーと呼ばれる円盤状の刃を回転させて材料を切る電動ノコギリです。
長い直線を切る場合や綺麗に切断する時にはこれあると最高に助かります。
電動ノコギリとか怖いし難しそうと思う方も多そうですが、使い方をきちんと守って使えば意外と簡単に使用できます。
もちろん私も使っていますが、1度使うと普通のノコギリには戻れなくなってしまうくらい楽に木材を切断できます。
問題は音と木屑がすごいので、作業出来る環境がないといけないのが欠点ですね。
4 丸ノコガイド定規
丸ノコを使うときに、安全かつ綺麗に切断する為に使用するのが丸ノコガイド定規です。
種類は、直角や45度で綺麗に切れるトライアングル。1m以内を真っ直ぐ直線で切れるエルアングル。フローリング材などの長い直線を切る時に便利なTスライドがあります。
私は現在エルアングルのみ使っていますが、トライアングルもあればDIYに幅が出るので購入を考えています。
私的にはこの2つがあれば良いと思います。
5 さしがね 曲尺・矩尺(かねじゃく)
さしがねはL型の金属でできた定規です。曲尺・矩尺(かねじゃく)ともよんだりします。
さしがねがあると、直角や45度など角度を書くことが簡単に出来ます。
金額もそんなに高くないので一家に1本あってもいいと思います。
6 メジャー スケール コンベックス
メジャー・スケール・コンベックスと書きましたが、ここで言う物は鉄製の湾曲したテープの物です。(ややこしい)
DIYには必需品ですね。
私がおすすめするメジャーの種類は、長さ5m幅25mmで両面にメモリが書いてあるのが使い易いです。
理由として、長めのメジャーがあると部屋の寸法が測れる事、幅が大きいと折れ曲がりにくいので上にも横にも伸ばしやすく使い易いです。
あと片面メモリのメジャーを使っていた時に、「裏にもメモリがあればよかったのに」と思うことが多々あったので両面メモリはおすすめです。
7 電動サンダー
電動やすりの事です。やすりがけが、ものすごい時短になります。
手でヤスリをかけると体力と時間をかなり消耗しますが、サンダーを使うとあっというまに材料が研磨されていきます。
私も2000円台のサンダーを購入して使った時は、「最初から買っておけばよかった、、」と、今まで手掛けでヤスリ作業をしていた事に後悔したことを覚えています。
DIYでヤスリがけまできっちりしたい人は絶対買ったほうがいいです。本当に。
8 電動カンナ
電動やすりでも平らに出来ない木材の表面の凸凹を綺麗にしたり、面取りといって木材の角を落としたりすることが出来るのが電動カンナです。
素人には難しいかんながけを簡単に出来る物ですが、作業台が必要な事と木屑がかなり出ることが欠点です。
最初のうちは手を出さなくてもいいと思います。
9 クランプ
クランプとは材料を固定する時に使う工具です。接着材を固める時に材料同士を固定したり、ネジ止め時や材料に下穴を開ける為に木材を仮固定したい時などに使用します。
「だれかちょっと押さえといて」と言う時にあると便利です。
マンリキタイプ(ネジでまわすタイプ)やレバータイプ(ハンドルを握ることではさむタイプ)があります。
小さいのなら両方とも100均でも売ってますね。
10 水平器 水準器
物の水平や垂直を確認できる工具です。
棚を作る時にあると便利です。目視では意外と真っ直ぐ立ってなかったり、水平になっていなかったりします。
大き目の水平器のほうが水平を取りやすいので、私は30cmくらいの長さの水平器を使っています。
11 養生マット
部屋で作業をする時には必ず用意しましょう。
塗装をする時はブルーシートなどの養生シートでも良いですが、組み立ての時は養生マットがおすすめです。
部屋と材料を傷つけない為にも、クッション性のあるマットの方が良いです。
私は1m×2mくらいのマットを2枚使ってます。模様替えの時の家具の移動にも使えるので、買っておいて損は無いですね。
その他工具紹介
コードリール
屋外などで電動工具を使うときにあると便利です。丸ノコや電動ヤスリを使う時は必要になります。
すみつぼ
大工さんが糸を引っ張ってパンッってやるやつが墨つぼです。長い距離の線を引く(墨出し)時に使用します。
長距離でも真っ直ぐの線が綺麗に引けます。
下地センサー
壁に棚を固定する時などに、壁の中の下地(木の柱など)を探す時に使います。
細い針を壁に刺して探すタイプや、電池式のセンサーで探すタイプなどあります。
私が使用しているのは電池式の下地センサーを使っています。壁をなぞるだけで下地の位置が分るので、最初使った時は感動しました。
タッカー
ホッチキスを大きくしたような形をしています。タッカーは、芯(ステープル)を直接材料に打ち付けて使用します。
棚の裏板の変わりに布を利用した際は、タッカーでバシバシ固定しました。簡単かつしっかり固定できるので、押しピンなどを使うよりタッカーをおすすめします。
最低限そろえると良い工具はこの2つ!
私がDIYをしている中で、これがあれば簡単な棚作りくらいならすぐ出来る!と言える工具がこれ、
電動ドライバーとメジャーです。
この2つがあれば十分DIYを楽しむ事ができます。
ビットはドライバービット#2と4mmの木ネジ下穴用のドリルビット(3mmの太さのドリル)がとりあえずあれば良いです。
ノコギリはいらないの?と思われるかもしれませんが、材料の長さをきちんと決め、木材のカットはホームセンターで済ませてしまいます。なのでノコギリは使用しません。
私は丸ノコも持ってますが、基本的にカットは木材購入時に済ませます。そのほうが綺麗にカット出来ますし、木屑もでないので楽ちんです。
メジャーはネジ穴位置や棚板の位置などの寸法を測るのに使います。
位置を決めれば、電動ドライバーで穴あけとネジ留めをすればだいたいの物が作れます。
ここから、扉・引き出し・塗装・ワックスなど色々こだわりたくなってきたら紹介した工具を買っていくといいですよ。
初心者におすすめの電動ドライバー
電動ドライバーには、インパクトドライバーとドリルドライバーの2種類あると紹介しましたが、どっちを買えばいいのかですが、初心者の方はドリルドライバーが使い易いです。
おすすめの理由として、ドリルドライバーにはネジの締めすぎを防ぐことが出来るトルククラッチと言う機能がついています。設定したトルク(力)に達したら自動的に空転するようになっているので、ネジの頭をつぶしたり、締めすぎて木材を割ったりしにくくなっています。
インパクトドライバーと違い、ドリルドライバーは音もあまりうるさくないので、室内での作業にも向いています。
次に、初心者におすすめの電源の仕様は、コード式をおすすめします。
コード式だとバッテリーの充電など気にしなくても良い事と、価格もバッテリータイプより安いので、DIYお試しの方は特にコード式のドリルドライバーをおすすめします。
バッテリータイプを購入する場合はボルト(V)数を見るようにしましょう。バッテリーのボルト数で電動ドライバーのパワーが変わります。
DIYでつかうなら10.8V~12vで十分使用できます。ボルト数が上がると金額も上がりますし、18Vなどは本業の方が使うレベルなので、DIYではまず必要ないでしょう。
電動工具はレンタルも出来る
電動工具はレンタルもしています。
私の近所のホームセンターでは、レンタルで電動工具の貸し出しや、ホームセンターの工作室でなら無料で使用できるなどのサービスもあります。
この様なサービスを利用するのもいいですね。
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