最近お世話になった人に菓子折りを送ろうと思うんだけど、この時期だとお中元として送ったら良いのかな?
1回だけのお中元と考えているなら、まって下さい!
お中元は、日ごろお世話になっている人に感謝を込めた贈り物です。
ですが、お中元にも様々なマナーがあります。
今回は感謝やお礼の気持ちを贈るときのポイントを紹介します。
お中元を1回だけ贈るのはアリ?
結論から言うと、お中元として1回だけ贈り物をするのはだめです。
お中元は1度送ったら毎年継続するのがマナーです。
さらに、お中元を贈った場合、お歳暮も贈るのがマナーとされています。
そのため、選択肢としては、
- お中元とお歳暮を毎年贈る。
- お歳暮を毎年贈る。
お中元だけ、というのはマナーとしてはありませんので、どちらか1つとなると、お歳暮を贈るほうが良いとされます。
うーん。ちょっとした感謝の気持ちで贈りたいと思っただけなんだけどな。今後継続するかはわからないから、なにで贈ると失礼にならないの?
そのような時は、【お礼】として贈るのがおすすめです。
お中元などの時期にもとらわれませんし、定期的に贈るものでもありません。
今の感謝の気持ちを【お礼】として贈れば良いです。
贈り物をする時の熨斗の書き方
お礼として贈り物をする場合の熨斗(のし)の書き方を紹介します。
まず、熨斗紙の選び方です。
水引
熨斗紙の真ん中に紐の絵が描いてあります。あれが水引です。
水引の種類は
蝶結び=すぐにほどけて、何度でも結び直せる、という意味があるので、祝事・出産祝い・お礼などに使用されます。
結びきり=一度結んだらほどけない、という意味があるので、主に結婚祝に使用されます。
なので、今回はお礼が目的ですので、『蝶結び』の水引を使用します。
表書き
表書きとは、熨斗紙の水引の上側に書く、送る目的の事です。
今回は【御礼】で良いです。
注意点として、文字が水引にかからない様に、熨斗紙の真ん中(水引の結び目の真上)に縦に真っ直ぐ書く事です。
名前
名前は、熨斗紙の水引の下側に書きます。
注意点として、名前は贈る相手ではなく、贈り主(あなた)の名前を書きます。間違えないように!
あと、文字が水引にかからない様に、熨斗紙の真ん中(水引の結び目の真下)に縦に真っ直ぐ書き、表書きの文字より少し小さくなるように書きましょう。
贈り物をする時の挨拶の例文
贈り物をする時に、一言添えると、もっと相手に気持ちが伝わりますし、受け取った方も、さらに喜んでもらえます。
一筆箋(いっぴつせん)に簡単でいいので、手書きで書かれるのがオススメです。
書き方のコツは、
- 書き出し(簡単な挨拶)
- 本文(用件)
- 結び
で構成します。
書き出しの例として、
- いかがおすごしでしょうか。
- いつもありがとうございます。
- すっかりご無沙汰してしてしまい、申し訳ありません。
- いつもお世話になっております。
他にも、季節ごとのあいさつも良いですね。
- 大変暑くなり、いよいよ夏本番ですが、いかがおすごしでしょうか。
本文は目的・用件を伝えます。内容がわかりづらくならないように、簡素にのべましょう。
結びは、プライベートでは相手の健康や幸せを、ビジネスシーンでは、繁栄や活躍など祈る気持ちを込めて書きます。
結びの例
プライベート
- ご自愛のほどお祈りしております。
- ご多幸をお祈り申し上げます。
- またお会いできる日を楽しみにしております。
ビジネスシーン
- 一層のご活躍を祈念いたしております。
- ますますのご発展をお祈り申し上げます。
- 今後ともよろしくお願い致します。
まとめ
今回は御礼としておくることにします。ありがとう。
1度だけ贈り物をするなら、お中元やお歳暮はさけて、【御礼】として送る。
のし紙は、水引は蝶結び、表書きに御礼、名前は相手ではなく贈り主(自分)の名前。
贈り物に一言でも感謝の言葉を書いて渡すとなお良い。
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