飾るフィギュアの大きさや、棚の材料のサイズなどの寸法をもとに設計図を作ります。
設計図を書くのって、すごく悩むけど、一番楽しいです。
設計図と言うと、難しそうに感じますが、結構簡単に書けます。
これは初めて棚を自作した時に書いた図面です。
ノートに手書きで書いたものですが、思い付きでパパッと大体の寸法で書いたものです。
もちろん設計の仕事なんてしてませんので適当です。
方眼用紙などに10分の1のサイズで書くと簡単です。実際の1mmを図面上で1cmとして考えれば分かりやすいです。
この写真は、木材のカット図です。先ほどの図面をもとに木材をどの長さで切るかを書いたものです。
木材を買う時に書いた紙をもって行けば、そのままカットしてもらえます。
出来るだけ少ない数の木材で切り出す用に考えるのがパズルみたいで楽しいですよ。
こちらの写真は壁一面に棚を作った時にパソコンで書いた図面です。
使ったソフトはJWCADです。
独学で書きました。ネットで調べたらすぐ使い方は出てきます。
パソコンが有る方は無料で使えますので試してみるのもいいと思います。
では、実際に図面を書いていきます。
3.棚の設計図を作る。←いまココ
設計図作成
私が棚の図面を書くときの手順です。
- まず外側の枠を作ります。高さ2400mm・横1300mm、この枠を書きます。
- 1800mmくらいの位置で上下に分ける事と、片方の横幅の開口を700mmにする。
- 木材の幅は19mm。
- 棚にはフィギュアのケースごと飾りたいので、1段の高さを180mm程で8段は必要。
- 下の方にはコミックを並べられればいいかも。
と、計画書で考えた事を基に、図面に棚板を入れていきます。
で、出来たのがこれ。
うーん、ケースを入れたまま飾ると棚のほとんどが埋まってしまう。他のフィギュアはどうやっても入りきらないな、、、
はい、これは考え直しですね。
こんなこともあります。
作った後で、失敗するよりは全然マシです。
それでは、計画を立て直します。
- 棚は、高さ2400mm・横1300mm。奥行きを267に増やす。
- 高さは約1800mmと約600mmで棚を上下に分ける。横幅は650mmで半分に分ける。
- 木材の幅は19mm。
- 1段の高さ250mm前後で検討。
- ワーコレのフィギュアは1段の高さ250mm×横610mmで40体くらい並べられそう。
- ワーコレのフィギュアが130体あるので、4段は必要。
- 下の方にはコミックを並べられればいいかも。
- 他の場所は1段の高さ240mm以上で収まるように検討する。
- 左の棚の下にコンセントがあるので、避けて棚板をつける。
上記計画の練り直した内容は、
1、棚の大きさは変えないけど、奥行きを増やすことで、1段に入るフィギュアの数を増やす。
2、上下に分ける寸法はそのままで、縦は左右均等に分けることにしたので650mm。
5、ワーコレのフィギュアを置く面積は、1個当たり横6cm×奥行き6cm=36c㎡。棚1段の面積が横61cm×奥行き26cm=1586c㎡。
1586c㎡÷36c㎡=約44体
少なめに考えて、約40体は置けると考えました。
8、出来るだけ均等に1段の高さを考る。
こちらを図面に落とし込んで出来たのがこちら
おっ!なかなかいい感じに出来ました!
棚の1段の高さに結構悩みました。
※ 棚板の間隔を決める時のコツは、棚板をつけたい高さをおおまかに割ります。
例として、棚の開口高さは1800mm。1段の高さが250mm以上ほしい時
1800mmを6で割ると300mm。7で割ると257mm。
ここから板厚の19mmを引いた時に、281mmと239mm。
なので、高さ281mmを6段作る。
もしくは、281mm-(ほしい高さ)250mm=31mm
31mm×6=186mm。
186mmを1段作って250mmを6段の計7段にする。
このように考えると高さと何段にするかを計算できます。
他にも、棚板をどのように作るかも考えておきましょう。
下の段は固定棚板で取り付けた時。外側からビス固定します。本棚の場所は固定式で。
上の段は可動棚にしたかったので、棚の内部からビス固定するように考えました。棚板を置くだけだと外れる心配があるのでビス固定にしています。
あと、棚板にLEDテープを付けようと考えているので、棚板をどのように作るか考えました。
棚板の下に面木を取り付けて、そこにLEDテープを貼ろうと考えてます。
次は、図面をもとに木材のカット図を作ります。
カット図を作る時は、どの長さが何枚必要かを全部書き出すとつくりやすいです。
これは、1×4・1×2のカット図です。ここで余った木材はフィギュアを飾る時の台座に使おうとかんがえています。
こちらは裏板のベニヤ板のカット図です。
ここで上手に切るサイズを振り分けないと、購入する木材が増えてしまいますので、出来るだけあまらないように振り分けましょう。
ここまで書けたら図面は完成です。
まとめ
図面を書くときは、
- 計画書をもとに設計図を書いていく。
- まず決まっている棚板を決める。(今回の図では、本棚とコンセントの棚)
- 残っている棚板の高さをを均等に振り分ける。
- 形がきまったら、材料のカット図を描く。
設計図が出来ると組み立ては簡単になりますので、しっかりと考えて作りましょう。
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